シロアリ駆除&防除の施工方法まとめ【バリア・ベイト・アジェンダ】

この度わたくしの所有アパートの敷地内でシロアリが発見されました。

どこで発見されたかというと、1階テラス部分と道路の堺にウッドフェンスがあるのですが、木と土が接した部分や下に落ちた木片部分です。

シロアリというのはだいたい日本各地に生息しているので、特に木造の住宅を持っている人は皆気にしなければならない事柄だそうです。

でも実際調査や予防措置をしている人は稀で、ほとんどの人が被害が明るみになってからはじめて措置をするのが実情らしいです。

目次

シロアリ発見現場の写真

ここが発見現場となったアパート敷地と道路の堺になるフッドフェンス部分です。

白とレンガの塀と、最近見ない木製の柵のコラボレーションが個人的には気に入ってました。

ただ、土と直接接してるうえ、雨や湿気で濡れた木というのは、土の下に生息するシロアリにとって格好のエサになるそうです。

なので、みなさんも家のまわりに、木くずや木箱など木製のものや段ボールを土の上に直接長期間置いている場合は注意してください。

わたくしも、いずれこの木製の柵はアルミ製などに更新しようと考えてます。

また出費が・・・

では、そろそろシロアリ登場です。

敷地に落ちていた木片


わかりにくいですかね・・・

拡大写真


これでどうでしょう、気持ちわる!!

なんでこんな気持ち悪いか分かりますか?

シロアリって実はアリの仲間ではなく、“ゴキブリ”の仲間なんです。

なので本能的に気持ち悪く見えてしまうんですね。

ちなみにこのシロアリの種類は、ほぼ日本全土に生息している一番メジャーな“ヤマトシロアリ”です。

主なシロアリの種類

日本で見られる主なシロアリの種類を紹介します。

ヤマトシロアリ

今回、わたくしのアパートで発見されたシロアリです。

北海道の北などの寒冷地以外ほぼ日本全国に生息するシロアリで、土の中や湿った木材などを好み、住宅の被害としては床下や玄関が多い。

ひとつの巣の中に3万匹程度いるとのこと。

イエシロアリ

どちらかといと、西日本の沿岸部など暖かい地域に生息し、水分を自分で運ぶことができるため住宅の被害としては建物全体に及んでしまう。

ひとつの巣が非常に大きく100万匹にも達するとのこと。

よって世界的にも恐れられている危険種である。

家全体を侵食されてるような甚大な被害状況写真等をたまに見かけるかと思いますが、おそらくそれらはイエシロアリによる被害と推測されます。

なので、シロアリ駆除業者を探しているときに思ったのが西日本に駆除業者が多かったり、本社や本部を構えている会社が多い気がしました。

アメリカカンザイシロアリ

アメリカ産の外来種で、ほぼ日本全土のごく一部で発見されているらしく、今後増えていくだろうとされているシロアリです。

土の中には巣を作らず他のシロアリと違い乾いた木材も侵食するので住宅の被害としてはこちらも建物全体。

ひとつの巣の中に2~3千匹と上記2種に比べると少ないですが、1匹あたりの体のサイズが大きいため被害は大きくなりやすいとのこと。

主なシロアリ駆除・防除の施工方法比較

わたくしが検討したよくあるシロアリ駆除工法(施工方法)を紹介します。

バリア工法

実際、床下などにもぐって薬剤を散布するおそらく一番イメージのわく施工方法かと思います。

メリット

・過去の実績が豊富で他の工法に比べ安価

・直接散布なので即効性がある

・5年程度の保証書がもらえる(ただし1階床下全てに散布が必要)

デメリット

・薬剤によるシックハウスの可能性(今の薬剤は安全とされているが)

・床下に潜るためのスペース、点検口が必要

・地下の巣ごとは根絶できるわけではない

ベイト工法

ベイト剤(毒エサ)を格納したステーションと呼ばれる専用容器を建物の外周に約1m間隔に設置し、毒エサを巣に持ち帰ったシロアリから次々と毒を伝播させシロアリを巣ごと根絶させる工法。

メリット

・薬剤による入居者への影響がない

・床下に潜れない建物でも施工可能

・巣ごとの根絶が期待できる

・5年程度の保証書がもらえる

デメリット

・即効性がない(最低1~2ヶ月必要)

・日本での実績が浅く高価である

・設置箇所が限られ、定期点検も必要

アジェンダ施工(外周施工)

日本ではかなり新しい工法らしく建物の外周に約30cm間隔で小さな穴を開け、薬剤を注入し薬剤に接触したシロアリから他のシロアリに次々と伝播させ(グルーミングと呼ばれる接触し合う習性により)巣ごと根絶させる工法。

メリット

・薬剤による入居者への影響がない

・床下に潜れない建物でも施工可能

・巣ごとの根絶が期待できる

・薬剤の持続性に優れ5年程度の保証書がもらえる

デメリット

・即効性がない

・日本での実績が浅く高価である

・外周に穴を開ける際、配管などの埋設物に注意が必要

まとめ

いかがでしょうか。

今回シロアリが敷地内で発見されたことにとてもショックを受けました。

ただそれをきっかけにシロアリについて調べてみると、日本国内どこにでも生息しており木造建築であればすべての建物に被害の可能性があるということがわかりました。

たとえ過去にシロアリ被害がないとされている建物であっても、それはただ単に調査したことがないだけで、築古の木造であれば多かれ少なかれ被害にあっている可能性は十分に考えられるのです。

だからこそ早い段階での発見、予防が大事でありそのための駆除方法や予防策もたくさんあることも知りました。

また今回たくさんの業者に問い合わせをしましたが、「建築業者さんからの紹介じゃないと・・・」とか「他の業者にも見積頼んでるんですか?」とか色々面倒くさそうな業界だなぁって感じました。

なので、最初からアフターサポート5年保証 シロアリのことならシロアリ110番 のようなサイトで業者を紹介してもらう方がよっぽど効率的だし安心だと感じました。

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