こんばんは。
本日は久しぶりの良書を見つけたので紹介したいと思います。
これです↓
・出来るだけ短期間で給料以上稼ぎたいけど借入リスクが心配・・・
・どうせ再現性がなかったり自慢話や武勇伝が多いんじゃないの?
・難しい話や用語ばかりで初心者には分かりづらいのでは?
という心配や疑問を持ってる方におすすめです。
この本を読むことで収益面、安全面においてバランスの取れた不動産投資を学ぶことができます。
ただし、おおよそ以下が前提条件になります。
・初心者でまだ1棟または1戸も購入していない人
・サラリーマン(公務員含め)である
・一都三県に在住である(利回りの基準値がこのエリアを想定してるので)
それでは早速この本の良いところを紹介していこうと思います。
土地値比率の高い物件を薦めている

ズバリわたくしと同じ購入基準です。
って言うと「だからか」となりそうですが、不動産投資の目的にも関連してくるのですが『出来るだけ早くサラリーマン給与以上に稼ぎたい』という目的を考えた場合、わたくしも色々と本を読みあさった結果、、、
・光速投資法(地方RC物件投資)
・土地値物件投資法(築古木造系)
の2つ位しか思い当たらないのです。
・光速投資法とは(外部リンク)↓
https://www.nomu.com/pro/column/terao/04.html
・光速投資法 関連書籍 ↓

・土地値物件投資法とは↓

そしてこの2つの投資法を吟味した結果、わたくしが選んだ投資法は土地値物件投資法(土地値比率の高い物件)なのです。
その理由は、借入リスクの低減を図ることが出来る点です。
不動産販売価格の内訳が、経年劣化(減価)しない土地が中心なので、将来の売却を考えた場合、
・ 購入時と同じ価格で売れる可能性もあり、その場合は残債との差額(含み益)を得られる。
・ 購入時より高く売れた場合は上記の含み益にプラスして売却益も得られる。
(ここでは便宜上、“売却益=売った価格-買った価格”とする)
・購入時より安価での売却になってしまったとしても返済も進んでいることから致命傷になり辛い。
また上記はあくまで売却時の話であり、それまでの運用期間においても毎月のキャッシュフロー(家賃収入-返済等)があるのです。
どうですか?これが不動産投資のパワーなのです。
再現性を重視し自慢話や武勇伝を一切語っていない

この手の本でありがちな自慢話や武勇伝を一切語っておらず、徹底して読者に向けて書かれている点が良いです。
特に利回りなどの数値を15%とか20%とか首都圏ではありえない数値を扱っておらず8%~10%という現実的な数値を扱っています。
この利回り8%~10%という数値でも、
・常に満室稼働が期待できるレベルの物件なら8%
・ある程度の空室リスクが想定される物件は10%(←ちなみにわたくしの基準値)
というようにさらに深堀りして説明してくれており、その上で「利回り8%に満たない物件は物件選びの際、即切り捨てる」ときっぱり言い切っている点も分かりやすいです。
首都圏で5物件を所有しこれまで不動産投資を経験してきたわたくしにとっても利回り8%~10%というのは収益、賃貸需要、担保評価をバランスよく検討した場合、現実的かつ理にかなった数値と言えます。
ただし融資条件(金利、期間)によっては利回り8%~10%程度だと運用がきつい場合もあるのでその場合は自己資金を投入するなどの措置が必要になってきます。
難しい話はあえて避けている

不動産投資の初心者にとって難しいと感じる事柄を3つあげるとすれば、
① 減価償却費
②デッドクロス
③ 税金
ではないでしょうか。
この3つはどれも密接に関係している内容です。
この内容を初心者向けの本で深堀りしてしまうと多くの人がそこで脱落してしまう可能性があります。
そのような意味でもこの本は、あえてこの3つの内容について深堀りせずにサラッと流しているところに著者の配慮を感じます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
冒頭から武勇伝を否定したような言い方をしましたが、わたくしそういった内容の本も決して嫌いではなく読み物としてはむしろ面白いと思います。
そういった本は気分を上げたいときに読む程度にして、基本的には再現性のあるものを中心に読むようにした方が勉強になります。
そういった意味でこの本は大変おすすめです。
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